''mと㎡の違い''
メ ー ト ル (m) と ヘ イ ベ イ (㎡) の ち が い

建築業界では、一般的に「ヘイベイ単価」として金額を出 します。しかし、当社では、数量の計算に「メートル単価方 式」を採用しています。
その理由を、ここでご説明したいと思います。
クロスの材料は、ロール巻きであり、「反(たん)」と呼ば れます。最大で50m巻もの長さの材料を使用します。これ に糊をつけ、細かく切って壁に貼りつけます。
図1のように、クロス材料の幅は90cmです。長さは、 50mありますから、気にしなくてもいいですね。

そして、1㎡とは、図2のとおり、1m x 1mの面積を表わします。

ですから、1㎡の場所にクロスを貼るとなると、図3のよう に、あと10cm足らないですね
そんなわけで、図4のように、クロス1m分がもう一枚必要になってきます。これが、mと㎡の数量のちがいであり、㎡ではクロスの数量を正確に出すことはできません。
この図では、クロスは2m必要になります。計算としてあ らわすとなると、㎡数は「1」でありながら、m数は「2」にな ります。これはあくまで、mと㎡のちがいをわかりやすくした 状況です。

当社が見積もるメートル単価方式の数量は、施工に必要 な「実数量」です。単純明快で、一切無駄のない数量単価 ということになります。
ヘイベイ単価方式だと、計算がややこしくなります。だか らこそ、当社がメートル単価方式を採用している理由です。 ご理解をよろしくお願いします。
また、「㎡数がわかっているんだけどナ…」という場合は、 その㎡数に、「1.3倍」にした数が、およそのメートルの数 量になります。これは、あくまで概算なので、正確ではあり ません。数字の前後がありますので、目安として参考にし てください。